
残念ながらハワイ語は現在絶滅の危機に瀕しています。
現在、ハワイ諸島のほとんどの地域ではハワイ語は英語にとってかわられており、
当然ながらハワイ語は日常会話にはもはや使われていません。
例外的にニイハウ島ではいまだ日常会話にもハワイ語が使われていますが、
それはニイハウ島は個人的に所有されている島であり、
外部からの訪問を厳しく制限しているためです。
ハワイ語を話す者の数は1900年ごろの約3万7千人から
現在は約1千人にまで減少してしまっています。
現在生存するハワイ語話者の半分は70歳から80歳というのが現状です。
伝統あるハワイ語を復興しようとするネイティブハワイアンの努力は、
ここ十数年のうちに少しづつ増加してきています。
ハワイ語を次の世代に残そうとする家族の子供たちのために、
現在ハワイ語の没入法を行う学校が開校されています。
また、ローカルラジオ局ナショナル・パブリック・ラジオは
「きょうのハワイ語」(Hawaiian word of the day)という番組を放送しています。
現在のハワイに暮す人々は第二言語としてハワイ語の学習をしている人もいますが、
モデルとするネイティブスピーカーがおらず、ハワイ語のつづりも
英語の音価に基づいて表記され英語の語順が用いられているのが現状です。
また、19世紀初期まで話されていた純粋なハワイ語を復活させようという人々と、
英語や混成語との100年以上にわたる接触によって形作られたハワイ語で
育った人々との緊張関係もあるようです。
自然と一体になった、すばらしい言葉であるハワイ語を次世代に残されるべき
人類の財産です。
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